話し方教室「コミュニケーション術」
というテーマの研修会に参加しました。
参加者は女性ばかり20人ほど。
人間関係をよくするルールとして、デール・カーネギー著の「人を動かす」という本より抜粋された10のルールを題材として、話されました。
人間関係の【10のルール】
- 相手に誠実な感心を寄せる
- 名前を覚える
- 開いての長所を見つける
- 相手の立場に立つ
- 聴き手に回る
- 笑顔で接する
- 心からほめる
- 常に感謝の気持ちを表す
- 相手の感心を見抜いて話題にする
- 相手の意見を尊重し誤りを指摘しない
(デール・カーネギー「人を動かす」抜粋)
人間関係の基本です。一度は目にしたことがあるようなルールばかりですが、これを行動に移せているかどうか…ですよね
分かり切ったことを実行するのが難しい
先生が言われていましたが、初対面で大切なのは
②名前を覚えること、⑥笑顔で接すること
最初の頃は、これを紙に書いて持ち歩いていたそうです。名前を覚えるのはコミュニケーションでは一番大切かもしれません。それでも歳を重ねると、人の名前がなかなか覚えられないし、すんなり思い出せない…
困ったものです。
みんなそうだとして、私自身が逆に相手に名前を覚えてもらうよう努力すればよい、そして少し特徴的なことを話すのが大切なのだそう
自己紹介の際には、名前の由来、名前が似ている芸能人を引用したり、英語に置き換えて説明したり(これは実際に自己紹介をしていると、皆さんがされていた紹介です)
確かに20人全員の名前が覚えられはしなかったけれど、覚えやすくはなりました。
そして、その10のルールから【1つ誰か】に【どれか1つルールを実践してみよう!】というワークをみんなで実践。
先生曰く、家族は難しいとのこと。なのでとりあえずは…
【職場の方】に【心からほめる】を実践しようと思いました。
これを選んだのは、職場の雰囲気って微妙なもので、少しの笑いや和みがあるかないかで大きく異なるからです。
私の職場は人数は少ないけれど女性ばかりで、皆さんそれぞれにプライドを持って仕事をされている方ばかり。
素敵な服装ですね、仕事が速いですね、そんなに細かいことまで覚えているとは驚きですね。感心していても、実際に声に出して伝えるのをためらってしまうことがよくあります。
「ありがとう」の感謝は伝えるようにはしているけれど、ほめるってなかなか難しくはないでしょうか?
そこを少し勇気をもってほめるを実践しようと思いました。
なぜなら、私は褒められてうれしいので。
答えを聞いて納得、私は一体?
ベンジャミン・フランクリン「私はいつも、あなたのそばにいる」
みなさん、この詩、ご存じでしょうか?
私はいつもあなたのそばにいる
一番頼りになる助け手でもあれば、あなたが背負う最大の重荷でもある、成功への後押しもすれば、足を引っ張って失敗にも導く
私はあなたの命令次第で動く、あなたのすることを、私に任せてくれれば私は素早く正確に片付けてしまう
私の扱いは簡単、しっかり指示すればそれでいい、どのようにしてほしいのかを明確に指示してくれれば、少しの練習のあとで、自動的にそのことをこなす
私は全ての偉人であり下僕であり、そして残念ながらすべての失敗者の下僕でもある。偉大な人が偉大になったのは私のおかげ、失敗した人がしくじったのも私のせい、私は機械ではないが、機械のように正確に、そして知性あふれる人間のように賢く働く
利益になるように私を使うこともできれば、波紋をきたすように使うこともできる、私にとってそれはどちらでもよい
私を利用して訓練し、しっかりと指示してくれれば、世界をあなたの足元に届けてあげよう
しかし、私を甘く見ればあなたを滅ぼすだろう、私は誰だろうか?
ベンジャミン・フランクリン「私はいつも、あなたのそばにいる」より
この私は…「習慣」です。
答えを聞いて納得です。良い習慣は成功を、悪い習慣は自分をどん底まで落としてしまうもの。
とても怖い存在ですよね。
私が習慣をとても良く表現しているところだと思ったのは、
明確に指示してくれれば、少しの練習のあとで、自動的にそのことをこなす
習慣化してしまえば、こなしていくことは簡単。そのような意味でしょうか。
先ほどの10のルールでも習慣化すれば、良いコミュニケーションを築きやすくなるということです。
女性の自己紹介、臨機応変さがすごい
最後に一人ずつマイクで、自己紹介をしました。
私自身、2番目という順番に緊張をしてあまり気の利いたユーモアを交えたことは言えませんでしたが、他の方はすんなり冗談を交えて話されていました。考える時間はおよそ2分なのに…アドリブで話されるコミュ力はすごい!
基本形はこのような感じです。↓
みなさん、こんにちは。と言うのは注目を集めるのに効果的だそう。
実際に言った私の自己紹介はこのようなもの。
このように話しました。まったくもって面白味がなく普通です。
それでも話している間、みなさんが反応してくれたり、うなづいてくれたりすると、やっぱり話やすいですよね。
なので、私も他の方が話されている時は、相手の方の話すことに反応をしながら聞きました。
これは家庭でも職場でもいえることです。
職場では特に、誰かが反応してくれると思って、心の中ではうんうんと頷きながら、反応しないことがあります。改めようと思いました。
この自己紹介のおもしろいところは、みなさん後になればなるほど上手になっていること。
他の方のスピーチを聞いて、自分に取り入れたり、付け足したりと、みなさんの臨機応変な話し方に少し驚きました。
50歳の気付き
ほとんど話したことがない方たちでしたが、少し仲良くなれたような気がします。話してみないと分からないことは多いですね。
50歳からもっとシンプルに、モノを減らして嫌なことは敢えてしない、取捨選択をする。
みたいに考えていました。今もその気持ちは変わっていません。
今日の話し方教室に行かなければ一生、話すことが無かったかもしれない人と、笑って会話が出来たこと。それが一番かな、と思います。
頭で得る知識ではなく、自分の心で影響を受けたと感じることが良いのでは、と気付きました。
あまり乗り気ではない場所にも敢えて行ってみて、少しでも学びがあれば良い。
そんな面白く世の中が見れるようになれば、シニア世代に突入しても少し楽めそうです。
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