【気付き】褒めるだけではだめだと気付いた思春期の子育て

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双子の子育て

「褒めて伸ばす」とよく言いますが、
そもそもの褒め方すら分からなくなった時期がありました。

娘たちが中学生の頃。

小さい頃から、褒めて伸び伸び育てようと気合を入れていたのに…

子育て中の皆さんもそうではないでしょうか?

今年高校受験、思春期真っただ中の双子娘と私、日々奮闘中です。

娘の子育てについて、最近気付いたこと
少しのことで違うのか…と改めて思ったことについて書いておこうと思います。

私が気付いたのはこんなこと

褒めるだけは自己満足

日々のバタバタで頭では分かっていても、叱るばかり。
準備が遅い、宿題もまだ出来ていない、スマホばかりみている、などなど
そしていつの間にか悪いところを指摘する育て方、褒めて育てるとは真逆です。
中学に入り娘と私で喧嘩の絶えない毎日、
お互いイライラが募っていて

これではだめだと思い、

そうだ!褒め手帳を作ろう!

100円ショップで小さなメモ帳を2冊買い、双子それぞれに良いところを1ページに1つずつ書いていきました。

娘たちには内緒で。
何かでそんな話を聞いて真似てみました。
私も娘のために100個書いてみよう!!と。

ふと気づいては書いてを繰り返し、3か月かけて完成させました。

そしてこの褒め手帳こそ自己満足でした。

なぜなら、娘たちは今現在に悩みや不安を抱えていて、いろんな感情は日々変わっているはずです。
そういった日々変わる言動や行動に対して褒める、認めるが大切なのではないかと気付いたのです。
そしてその積み重ねが必要だったはず

保育士の友人に1冊の本を教えてもらいました。
それがとてもよく私の心に響きました。

友人が勧めてくれたのは、森田直樹先生の
「不登校は1日3分の働きかけで99%解決する」
という本です。彼女が言うには、
これは不登校の子どもだけじゃなく、子育て全体に当てはまる内容だと。


褒めて伸ばすとは、心のコップに自信の水をためること
と書かれていました。

友達付き合いが得意ではない子どもにとっては心の水の減り方は同級生と比べてもスピードが速いはず

いつもその水を使って日々の学校生活を送っていたら、家に帰ったらカラカラになるのは当然です

そして水のため方は、子供の言動、行為に母の気持ちをプラスするというものです。
うれしい、ありがとうの気持ちをプラスして伝えることが大切なのだと。

まだ小さかった頃は、褒めることが効果的だったように思います
すごいね!!
頑張ったね!!
と声を大に言っていたかもしれません

褒めて伸ばすを実行しようと褒めるだけに集中してしまい、
伝わらずにただの自己満足…
本当に空回りでした。

褒めると同時にどんな役に立っているのかをちゃんと伝える

最近、双子妹が休日の朝ごはんを自分で作ると言い出しました。
家事が面倒な私としては作ってくれるのは助かる!!と思い、お願いしました。
ホットケーキや、ピザトースト、少し手を加え時間をかけて作ってくれます。

出来栄えが悪くても、

おいしい!作ってくれるとほんとありがたい


と娘に感謝します。
成果ではなく、行為に対してありがとうと本心で思っているからです。

そんな気持ちってやっぱり伝わるんですよね。
娘はそれ以来、土日のどちらかは作ってくれるようになりました。

私が本心からうれしい、助かっているとちゃんと伝えることが大事なんですね。

うれしい気持ちは、ふとノートに書き留めて
まとめて渡すのものではないのだと…

言葉は生き物として、生きた言葉を伝えなければならない

そして重要なのは、褒めるだけ、ありがとうだけでもなくて、ありがとうの気持ちの中身を具体的に付け加えること。ちゃんと伝えることだったのです。(これは本を読んだ私の解釈でもあるかもしれませんが…)
これってなかなか難しくないですか??

何となく、ありがとう!すごいね!だけで、
伝わっていると、思ってしまうからです。

ありがとう!
(朝ごはん作ってくれたら、お母さんも他の用事が出来るし、すごく助かる。作ってもらうのっておいしいね

すごいね!
(勉強頑張ってると、お母さんも料理がんばろうと思うよ

みたいな感じでしょうか。

思春期真っただ中、そうは言っても
まだまだ試行錯誤は続いていきます。

受験生の母として、出来る限り実践出来ればよいと思っています。

不登校は1日3分の働きかけで99%解決する (森田直樹先生)は
少し自分に自信のない子どもさんの子育て
頑張っている方のご参考になるのではないかと思って紹介させていただきました。
本書の中で、あるお母さんとの対面での会話に
「先生それって相当難しいですね」との言葉に、
簡単なのだけど、難しい。でもこれは子育てなんです
このセリフがとても印象に残っています。

アドバイスの内容はそれほど難しいものではないのかもしれませんが、人によっては難しい…と分かった上で、
子育てだと言われたところ、その通りだなぁと思ってしまいました。


【2024年6月現在】

改めて本を読み返しては内容を思い出しています。今年も受験生。確実に以前と違うことは、受験に対して本人たちに任せていることかもしれません。受験をするのは私ではないという、少し客観的に見ることが出来るようになったこと。それでも心配は尽きませんが…

 

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