主婦のみなさま、自分の部屋はありますか?
部屋は欲しいけど、スペースや子ども部屋優先で自分の部屋は後回し、なんて主婦の方も多いのではないでしょうか。
新築当時、私もそんな風に思っていました。
ではなぜ今になって自分の部屋が必要だと思ったのか。
ひと言で言えば、年齢を重ね、住まい方と考え方も変わったから…
この記事では、主婦がなぜ自分の部屋が必要なのか、その理由についてお伝えします。
そして私はどうしても部屋が必要だと感じ、実際に2畳の納戸を自分の部屋としてDIYでリノベーションしました。狭くても多くのメリットを感じています!
こちらについては、別記事で書いていますので、また見てくださいね
理由については以下の通りです。
きっかけは子どもとのケンカで一人になる空間が必要になった
子どもが小さい頃は想像もしていませんでしたが、思春期になり、私自身も年齢的に不安定になってきました。
顔を合わせては親も子もイライラ、我慢しきれず口だししてしまい、大喧嘩に。
その度、娘は自分の部屋に逃げ込みます。頭を冷やす場所が必要だったのです。親も子も。
部屋がなくて、仕方なくリビングやキッチンをうろうろ。
当時は家の中に、一人でいられる空間がなく、
私も自分の部屋が欲しい…そう思ったのがきっかけです。
そして、2階の納戸を自分の部屋としてDIYでリノベーションしました!
自分の趣味の空間が老後にも役立つ。遅くても朝早くても作業が出来る
アラフィフに差し掛かり、シニア世代への準備も考え始めました。
子育ても一段落し、家で楽しめる趣味を見つけたいと思い、
ブログを始めることにしました。
自分専用の部屋があれば、いつでも自由に作業ができます。
時間に縛られずに。
今はYouTubeを参考にしながら、ハンドメイドアクセサリー作りや検定試験の勉強に励んでいます。
これまでにない新しいことに挑戦するのが、とても楽しく思え、
家族を気にすることなく、細かな材料や本を片付けずに済むのも大きな利点です。
ポジティブな思考ができるようになったのは、一人の時間を大切にし、自分と向き合う機会を持てたから…のような気がします。
主婦が個室を持つほうが家族は自立する⁉
検索していたら、このような論文を見つけました。
主婦が個室を確保することによって、主婦自身の自立的生活の可能性が広がり、一方家族の主婦への依存性も必要最小限になることが期待できると思われる。つまり主婦の個室が確保されることが、家族の自立につながるという考え方である。」
このように報告されています。
https://kanazawa-u.repo.nii.ac.jp/record/1238/files/AN00062300-46-machida.pdf
主婦の個室に対する意識-京都の都市住宅の場合-家族の自立を可能にするための住居計画的研究(1)京都府立大学学術報告(理学・生活科学)第46より抜粋
部屋の配置を考える際、子供部屋や寝室、夫の書斎などが優先されがちで、主婦である私のスペースは後回しです。
報告書によると、主婦が自分の部屋を持つことは家族の自立に繋がるとされています。
実際、私が実家に帰省したり外出したりすると、普段は手をつけない娘たちが家事を積極的に行っているようです。
母親が自立していたり不在の時、家族の依存心が最小限に抑えられる可能性があるようです。
常に家族の中心にいる必要はないと気付いた
先ほどの研究調査で、部屋(個室)が欲しい理由としては、
「家族から解放され1人になりたくなることがある」が最多だったようです。
家族を常に意識し、家の中心にいることで、家族の安心感につながることは言うまでもありません。
しかし、家族から離れて自分自身と向き合う時間を持つことで、家族との関係もより穏やかになるのではないでしょうか。
若い頃は、家全体が自分の部屋のように思えた時期もありましたし、子どもが小さなころはリビングにいても落ち着いていられました。
決して冷めた家族でもないと思うのですが、感じ方も考え方も変化していくものですね。
子どもが自分の部屋でスマホを使ったり漫画を読んだりする時間も、実は大切な時間なのかもしれません。
自分の部屋を持つことで、今まで否定的だったことを少しだけ理解することができたような気がします。
主婦が部屋を持つことの注意点
ここまで主婦が個室を持つことのメリットばかりをお伝えしましたが、デメリットもあります。
それは、家族と一緒に過ごす時間が減るということ。
今までは何気にリビングで一緒にテレビを見ていたのが、自室で過ごすことでその時間は減ります。
それで誰かが我慢をしているなら、考える必要がありますよね。
さらに、部屋を設けるには費用が掛かるだけでなく、スペースも必要になります。
新築やリフォームを計画する際には、部屋が単に欲しいのではなく、必要であるとはっきりと伝えることが、家族にとって理解しやすいかもしれません。
まとめ
家を建てて13年、マイホームに憧れて、思いの詰まった家を建てました。
元インテリアコーディネーターの私は間取りや水回り、クロスや照明など、かなり時間をかけて選びました。
自分の納得いくもの、快適に暮らしたい一心で。
そして10年を超えた頃から、家で足りないものは、「自分の部屋」でした。
ライフステージは子ども達の成長だけではなく、親も当然、歳を重ねます。
その時々で、感じる事や思うことも変わっていきます。
可能な限り、柔軟に対応できる家作りを 心がけていきたいですね。
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