イロハモミジは育てにくい⁉イラガの発生と今後の対策

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今年イロハモミジに毛虫が大量発生しました。

毛虫の正体はイラガの幼虫です。

庭に四季を感じたくてイロハモミジを植えましたが、ここ数年、綺麗に紅葉するイロハモミジを見たことがありません…

 

庭木には失敗だったかな

イロハモミジは美しい葉と風情ある姿で人気の高い木です。でも育てる過程でイラガという害虫が発生しやすいことから

「育てにくい」と感じる方も少なくありません。私もその一人です。

我が家が悩まされたイラガの経験から、イロハモミジの育て方や適した環境、イラガの幼虫対策についてお伝えします。

イロハモミジを庭木にお考えの方、私のようにイラガに悩まされている方のご参考になればと思います。

結論から言うと、メンテナンス次第です!

きちんと剪定し、風通しよくし、葉の状態をチェックすること。

万が一の場合は薬剤を使い早期発見をすれば秋には綺麗な紅葉が見られます!

イロハモミジの育て方と環境

イロハモミジを健康に育てるためには、定期的な水やりと適切な肥料が欠かせません!

  • 春先には新芽をじっくり観察。適度に水を与える。
  • 夏場には特に注意が必要。直射日光を避けるよう心掛ける。
  • 秋にはイラガの活動が減るため、翌年のための予防策を考える良い時期です。
  • 冬は落葉するため、水やりを控えめにする。冬場では地中で越冬するイラガの幼虫に対して、土壌の消毒なども効果的です。
  • 定期的な肥料は、元気な葉を保つために重要。

イロハモミジは日陰でも育ちますが、適度な日光があったほうが綺麗な紅葉を楽しむことができます。土壌は排水性の良いものが好ましく、風通しの良い場所で育てることで、病気や害虫のリスクを極力おさえることが出来ます。

イロハモミジは過湿が苦手で、特に梅雨時期には根腐れのリスクが高まります。適度な水やりと土壌管理を行うことが大切です。また、落葉期には落ち葉がご近所トラブルを引き起こすことがあるため、掃除は必要です。

イロハモミジに発生するイラガとは?

イラガが2匹 真ん中少し上に。

イラガってご存じですか?2㎝くらいの蛍光グリーンの毛虫です。

イラガは美しい葉を食害し、木の健康を損ないます。ここでは、イラガに関する基本情報やライフサイクル、被害とその影響についてお伝えします。

イラガの基本情報とライフサイクル

これがイラガです。

イラガは幼虫時に葉を食害する害虫です。刺さると痛みを感じる触手を持ち、人にも影響を与えることがあります。成虫は夜行性で、光に惹かれやすい性質を持っていますが、主な被害は幼虫によるものです。

私も被害にあったことはありますが、トゲのようなものが刺さったような痛さです。すぐに流水で流しきってください。

イラガは春から夏にかけて卵を産み、幼虫として葉を食べて成長します。秋にはサナギになり、冬は地中で越冬します。春になると成虫がふ化し、新しい命を繋げていきます。

そしてこのイラガ、移動するのが速いんです。短時間に5メートルくらい移動してフェンス伝いにお隣の庭木に移動したり、葉の裏に数匹張り付いていました。全て取り除きましたが、翌日にも出現しています。

イラガの被害とその影響、イロハモミジへの被害

イロハモミジへの被害は主に夏場、葉が穴だらけになることがあります。葉が完全に食われて枯れてしまったり、樹全体が弱ってしまうこともあります。また、触れると痛みを引き起こすため、人間にも危険が伴います。放置していると大きな被害を受けるため、早めの対策が重要です!

我が家の場合は、8月の終わりくらいから葉の裏に発生しました。地面に小さなフンがたくさん落ちていたら間違いないです。そして今年も大量のフンが落ちていました…毛虫に葉を食べつくされて葉っぱはほとんど枯れたような状態でした。

イラガの発見方法

イラガの発見には葉の裏側を注意深く観察することが効果的です。幼虫が葉を食べ始めると特徴的な白い糸を引いたような跡が現れます。また、成虫は夜間に光に集まりやすいため、夜間のライトトラップも効果的です。

※ライトトラップとは、夜間に光に集まる昆虫を採集する方法です。特定の波長の光を使用して昆虫を誘引し、粘着テープなどで捕獲します。夜行性の昆虫に有効なようです。

イラガの発生予防と対策

イラガの発生を予防し、被害を最小限に抑えるためには日常的な管理と適切な対策が必要です。

予防のための管理と薬剤選び

日常的な管理としては、葉が食害される前に定期的にチェックを行い、早期に対策を取ることが重要です。特に新芽が出る季節には注意深く観察し、怪しい箇所があればすぐに除去します。

我が家でも見つけたら、ピンセットで1匹ずつ取り除いています。
 

また、適度な肥料と水やりも行い、木の健康を保つことが予防につながります。

イラガを駆除するためには専用の殺虫剤を使用するのが効果的です。環境に優しい製品や、生物農薬を選ぶことで、人やペットへの影響も抑えることができます。定期的な薬剤散布で予防効果を高めることができます。

我が家ではその時は専用の殺虫剤がなく、ハエや蚊用の殺虫剤を使用しました。イロハモミジには良くなかったかもしれませんが、イラガの幼虫には効き目がありました!

被害を最小限に抑えるための剪定方法

剪定はイラガの被害を抑えるためにも有効です。被害にあった葉を早めに切り落とすことで、他の葉への拡大を防ぎます。また、風通しを良くするための枝の剪定も重要です。

モミジの剪定は樹形を考えながら行っていく必要があります。落葉後の枝だけになった姿の時が良いそうです。出来ればプロに任せるのが良さそうです。

イロハモミジの健康を保つためのメンテナンス

適切な水やりと肥料の管理

イロハモミジは水不足に弱いですが過湿も苦手です。春と秋には肥料を適度に施し、肥料の過不足がないよう、定期的に土の状態を確認することが大切です。

剪定と枝の整理

剪定は風通しを良くし、害虫の発生を防ぐためにも重要です。冬場に行うことが推奨され、枯れ枝や重なり合った枝を整理します。適切な剪定により、美しい樹形を保ち、健康な成長を促進します。

ただし、夏に強剪定をすると巨大な葉っぱが出現します。強剪定とは、樹形の形を大きく変えるほど剪定をすることです

夏にとても葉が伸びてくるので、思い切って剪定をしたことがあります。何も知識なく、剪定ばさみで切ってしまいました。すると、そこから勢いよく枝が伸び、巨大な葉っぱが出現しました。

植木屋さんに聞くと、夏に強剪定すると、木が大きくなろうとして勢いよく枝が伸びたり葉っぱが大きくなったりするのだそうです。

それ以降、夏は密集したところの枝を切る程度にしています。

ストレスフリーな環境作り

イロハモミジを育てる際には、ストレスの少ない環境を整えることが大切。

  • 適度な日陰
  • 風通しの良い場所
  • 排水性の良い土壌選び
  • 日比のケアと剪定
  • 落ち葉の掃除

イロハモミジの育て方のまとめと今後の課題

冬の剪定と繭の除去が大切

これがふ化した後の繭のようです。よく木を見てみるとたくさんありました

【今後の対策3つ】

  • 冬に剪定
  • 駆除剤の散布
  • 毛虫の繭らしきものは除去する

イロハモミジは11月から2月の落葉した後、枝の形が見える時に剪定するのが良いそうです。夏に枝が伸び、葉が生い茂ってきたとき、葉が密集すると、虫が寄ってきます。風通しをよくすることが大事です。

それを見越して、密集しないような枝の剪定が出来れば良いです。この冬の時期に毛虫の繭らしきものを見つけたら除去する!剪定は植木屋さんにお願いしようと思いますが、繭らしきものは見つけ次第、除去しなければなりません!!

まとめ

今年、先端の小枝だけ紅葉しました

イロハモミジは我が家のキッチンのFIX窓から四季が感じられるように植えました。そしてこの10年間、紅葉の記憶があまりないです…

育てにくい…残念ながらそう感じています。

ただ、今まではきちんと対策をしていなかったのが原因です。

木は生き物なので対策は必要ですよね。イロハモミジは春夏秋冬、いろんな表情があって人気です。

また、経過を報告いたします!

我が家の剪定は…私は毎年植木屋さんに頼んでいます。大木になったものやイロハモミジは本当にきれいに剪定してくれて、木の処分もしてくれるので助かっています。

【2024年6月追記】

冬に一度剪定をしてもらい、対策を始めてからはイラガの発生はありません!

葉が密集しそうになれば、適度に剪定し風通しをよくしてあげます。これがとても効果があったように思います。

小さな虫の発生も抑えられています。虫が付きそうになったら早めにホームセンターで専用の薬を吹き付けています。今年も綺麗に紅葉するのが楽しみです。

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